ノート

【ノート】ベルクソン『物質と記憶』第一章の個人的な解釈と簡素な要約

まず、外的世界としてのイメージ群があり、脳から派生する意識もイメージである。当然ながら、視覚を通じて現前する対象物である物質もイメージにすぎない。では、人間は外的世界、及び、物質的対象を知覚しえないのだろうか。そういうわけではない。しかし…

【ノート】幻聴のこと

以前書いたふたつの雑記をまとめました。 幻聴は内的発話の変形であるから他者に伝達することができない。普通、内的発話においては「~と自分は思った」となるのが、幻聴においては「~が~と言った」となる。そうなると、他者に伝達するためには「~が」の…

【ノート】逃走=闘争論(仮名)のための草稿、ノート03

記憶という呪縛から解き放たれることなどあるのだろうか。病に陥ることなく、また、麻薬による一時的な健忘を利用するのでもなく。睡眠はダメだ。睡眠は夢という形で、しかも一方的に、自分に記憶を提示する。今この自分を司っているのは明らかに過去の過程…

【ノート】逃走=闘争論(仮名)のための草稿、ノート02

この我々の宇宙が仮に無限だとする。つまり、ビックバン時のエネルギーが無限に時空(時間と空間)を押し広げていき(膨張)、永遠に縮小しないイメージ。もちろん、無限をイメージすることなど不可能である。よって、この我々の宇宙が無限である可能性を一…

【ノート】逃走=闘争論(仮名)のための草稿、ノート01

あるひとつの場所に馴染むと、その途端、その場所が窮屈で嫌になってしまう。この傾向はもう中学生くらいの昔から自覚があり、これまでの人生において、私はさまざまな場所、あるいは、関係性から逃げてきた。それは、あるときには学校組織であったし、ある…